神藤


(江波区・樹高9m・枝はり9m 宿主:ケヤキ)

昔、江波の日吉神社の境内に、仁王堂と藤の木がありました。貞享4年(1687年)の大洪水で仁王堂が流され、仁王像は金谷地区に流れ着きました。現在も金谷の住吉神社に、その仁王像が安置されています。仁王様が、「金谷には雷を落とさず、江波の者が川に流されても、金谷より下流には流さぬ」と言われたと伝えられていて、金谷地区では「雷よけの神様」として信仰されています。一方、残った藤の木は、大きく育ち、5月初旬には美しい紫色の花を付けます。傷を付けると木から血が流れるとの言い伝えがあり、神藤と呼ばれるようになりました。

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足元が悪い場所もあります。
現地に行かれる際は、十分にご注意ください。