八田蛇ヶ池


(八田区)

八田蛇ヶ池は、八田の集落を見渡せる山の頂上にある小さな池ですが、昔、大蛇が住んでいたと言われています。その大蛇がお米をとれなくすることのないように、毎年八田の娘をいけにえに捧げていました。ある年、自分の娘がいけにえに選ばれた親右衛門は、両手に鎌を持ち、蛇ヶ池に向かうと、待ち構えていた大蛇の大きな口に飛び込みました。親右衛門を飲めば飲むほど、両手の鎌で、大蛇は口から割けて死んでしまいました。今でも八田の開谷川の底や縁が赤いのは、大蛇の真っ赤な血が川いっぱいに流れたからだと言われています。


足元が悪い場所もあります。
現地に行かれる際は、十分にご注意ください。