蝉丸の池


(舟場区)

古来より、舟場は舟着き場だったと言われ、大彦命の北征の際や継体天皇の北陸開発の際に、敦賀の津より舟に乗り、ここに着岸されたとの伝説も残っています。特に、百人一首の歌でも知られる蝉丸が舟に乗ってここまでたどり着いたという言い伝えは有名で、この池の名前にもなっています。また、継体天皇が乗って来られた丸木舟の木片が沈んでいるという言い伝えもあり、雨乞の際には、区民総出で池の水を汲み出し、舟板を掘り起し、洗い清めて祈願するという神事が行われていました。平成6年(1994年)の夏の渇水時には、34年ぶりに雨乞い神事が行われたという記録もあります。


足元が悪い場所もあります。
現地に行かれる際は、十分にご注意ください。