宮崎地区には、切妻屋根に漆喰の白壁が美しい、昔ながらのどっしりとした民家が、今も数多く残っています。中でも江波地区には軒を連ねて立ち並ぶ一帯があり、高台の宮崎小学校からは、その風景が一望できます。 司馬遼太郎は著書「街道をゆく」の中で、この地を訪れた時のことを、「越前風の民家の軽快な屋根の勾配、白壁に縦横の構造材を露出させている力学的な感じは、なんともいえずいいものであった」と書いています。 雪の重みにも耐える切妻屋根の家は、雪国福井を象徴する伝統的民家であり、そのどこか懐かしい風景は、「美しい日本のむら景観百選」にも選ばれています。
足元が悪い場所もあります。
現地に行かれる際は、十分にご注意ください。