西暦1600年以前、小曽原区には8つの「惣」といわれる小さな集落(自治組織)がありましたが、1686年徳川幕府直轄地としてこれらが1つの集落になりました。その時、現在の場所に、天照大御神を主神とし8つの惣の主護神を脇神として祀ったのが小曽原の神明神社の始まりと言われています。現在の本殿は明治40年(1907年)に建設されたもので、雨漏りのため昭和44年(1969年)に拝殿を改築しています。
境内には全部で3対の狛犬像があり、この内2対、4体は陶製です。さらにその内の1対、奥の三社神殿の両脇にある狛犬は、焼き上がりの土色や肌合いから越前焼ではないかと思われます。制作年代や作者など詳細は不明ながら、越前焼の狛犬は大変珍しく、古くから越前焼が盛んであった小曽原の神社らしさが感じられます。
足元が悪い場所もあります。
現地に行かれる際は、十分にご注意ください。